かすみん日記

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【ポケモン】効率良く6Vを作る両親の掛け合わせ方法【ダイパリメイク】

大抵は5Vで十分なのですが、両刀のポケモンを作ろうと思うと6Vにしたくなります。

以下の話は、剣盾でもダイパリメイクでも最近のものなら仕様は同じかと思います。

仕様を勘違いしているところがあったら教えてください。

基本となる仕様の説明

預かり屋にポケモンを2匹預けて、タマゴを孵化させる方法で固体値を厳選します。

預けるポケモンのうち少なくとも1匹に「あかいいと」を持たせることで、6 x 2 = 12個ある両親の固体値のうちから5つが子供に遺伝します。

つまり、遺伝プロセスとしては、以下のように考えるとわかりやすいです。

  1. まず、6つあるステータス(HP、攻撃、etc)から5つが選ばれる
  2. 次に、これらのステータスそれぞれに対し、等しい確率で母親または父親の固体値が選ばれる
  3. 遺伝しなかった残りの1つのステータスについては、ランダムに固体値が決まる(0 ~ 31の32通り)

という感じなので、6Vの子供を作るには少なくとも遺伝しなかったステータスで1 / 32の確率を突破する必要がありますが、厳選効率は預ける両親の固体値に依存します。

以下で効率の良い両親の組み合わせを考えます。

5V x 5Vで6Vをつくる

ここでは最終プロセスである 5V x 5Vの両親から6Vの子供を作る手順のみ述べます。

5Vまでは頑張って用意してください。

5V同士を掛け合わせる場合、次の2つのパターンがあるかと思います。

  1. 両親のVでない箇所が同じである場合
  2. 両親のVでない箇所が異なる場合

例えば、両親がどちらもHP以外がVであるのは初めの方の場合であり、母親がHP以外Vで父親が攻撃以外Vである場合は後の方の場合に該当します。

結果から言えば、後の方の「固体値がVでないステータスの箇所が異なる両親」を掛け合わせた方が、6Vの子供ができる確率が高くなります。

以下では、それぞれの場合において6Vの子供が産まれる確率を計算します。

両親のVでない箇所が同じである場合

両親がどちらもHP以外のステータスがVであるような状況を想像してください。

ステータス 母親 父親
HP - -
攻撃 V V
防御 V V
特攻 V V
特防 V V
素早 V V

まず、遺伝する5つのステータスのうちHPが選ばれない場合を考えると、その確率は1 / 6である。

HP以外は両親ともに全てVであるから、子供のこれらのステータスは確実にVとなる。

HPは遺伝しなかったので、子供のHPは1 / 32の確率でVとなる。

よって、この場合に子供が6Vである確率は(1 / 6) x (1 / 32)である。

次に、遺伝する5つのステータスのうちHPが選ばれる場合を考えると、VでないHPの固体値が必ず遺伝してしまうので、この場合は6Vになりえない。

したがって、両親のVでない箇所が同じである場合に、子供が6Vとなる確率は(1 / 6) x (1 / 32)である。

両親のVでない箇所が異なる場合

今度は、母親はHP以外がVで、父親は攻撃以外がVであるような状況を想像してください。

ステータス 母親 父親
HP - V
攻撃 V -
防御 V V
特攻 V V
特防 V V
素早 V V

まず、遺伝する5つのステータスのうち、HPは含まれているが攻撃は含まれていない場合を考えると、その確率は1 / 6である。

遺伝する5つのステータスのうち、HP以外は両親ともにVであるから、子供のこれらのステータス(防御・特攻・特防・素早)は確実にVとなる。

遺伝するHPでは、父親の固体値が選ばれれば、子供のHPはVとなり、その確率は1 / 2である。

攻撃は遺伝しなかったので、子供の攻撃は1 / 32の確率でVとなる。

この議論は、遺伝しないステータスが攻撃ではなくHPとしても同様である。

よって、遺伝する5つのステータスのうち、HPまたは攻撃のいずれかが含まれていない場合において、子供が6Vとなる確率は(1 / 6) x (1 / 2) x (1 / 32) x 2である。

次に、遺伝する5つのステータスのうち、HPも攻撃も含まれている場合を考えると、その確率は4 / 6である。

遺伝するHPと攻撃以外の3つのステータスは、両親ともにVであるから、子供のこれらの3つのステータスは確実にVとなる。

遺伝するHPは父親のものが、攻撃は母親のものが遺伝すれば、子供のHPと攻撃はともにVとなり、その確率は(1 / 2) x (1 / 2)である。

遺伝しなかったステータスでは、子供のそれがVとなる確率は1 / 32である。

よって、遺伝する5つのステータスのうち、HPも攻撃も含まれている場合において、子供が6Vとなる確率は(4 / 6) x (1 / 2) x (1 / 2) x (1 / 32)である。

したがって、以上の議論から、両親のVでない箇所が異なる場合に、子供が6Vとなる確率は

(1 / 6) x (1 / 2) x (1 / 32) x 2 + (4 / 6) x (1 / 2) x (1 / 2) x (1 / 32)
= (1 / 6) x (1 / 32) + (1 / 6) x (1 / 32)
= (1 / 3) x (1 / 32)

である。

まとめ

5Vの親を掛け合わせてたときに、6Vの子供が産まれる確率は

  • 両親のVでない箇所が同じである場合には(1 / 6) x (1 / 32)
  • 両親のVでない箇所が異なる場合には(1 / 3) x (1 / 32)

となることがわかった。

後の方が、初めの方よりも確率が2倍大きい。

したがって、6Vを作るときは「Vでない箇所が異なる両親」を掛け合わせた方が良い。

以上!