はじめに
macOS Catalinaにて、32bitアプリへのお慈悲は失われてしまった。 それに伴い、富士通のスキャナ「ScanSnap」のためのアプリScanSnap Manager(確かそんな名前)が動かなくなった。
公式サイトに行くと、ScanSnap Homeという新しいアプリが出ていたのでインストールした。 クソアプリであったScanSnap Managerに比べ少しはマシになったかと思ったら、案の定ScanSnap Homeもクソアプリだった。
いろいろクソだが、ここではスキャン書類のファイル名の自動連番がおかしいというクソに立ち向かおうと思う。
病状
ファイル名の連番がおかしい。32bitアプリだった頃はちゃんとできてた。改悪である。
具体例
次のような感じでファイルを保存したいとする。
1枚目 page_001.jpg 2枚目 page_002.jpg 3枚目 page_003.jpg . . .
そのために、設定からpage
という名前でファイルを保存するように指定。
しかし、この設定でスキャンすると、次のような感じでファイルが保存されていく。
1枚目 page.jpg 2枚目 page_001.jpg 3枚目 page_002.jpg . . .
これでは、ファイル名でソートしたとき、1枚目が最後になってしまう。アホである。
2枚目 page_001.jpg 3枚目 page_002.jpg . . . 1枚目 page.jpg
解決策
初めから page.jpg
という名前でダミーのファイルを置いておけばいい。
ダミー page.jpg 1枚目 page_001.jpg 2枚目 page_002.jpg 3枚目 page_003.jpg . . .
もう少し頑張る
上の方法で満足できるなら、時代はまだ平成である。 ダミーのファイルが邪魔なので、隠しファイルにしてしまおう。
以下macOSのための説明に限る(windowsの人は32bitアプリの方を使えばいいのでは?)。
ターミナルを開いて、ScanSnap Homeで登録しているディレクトリに移動する。
cd path/to/ScanSnap/
移動できたら、 touch
コマンドでファイルを作成する。
touch page.jpg
最後に、 setfile
というコマンドで、さっき作成したファイルを隠しファイル(不可視ファイル)にする1。
setfile -a V page.jpg
消えた!!
再度スキャン
もう一度スキャンしてみると、ちゃんと連番になっている!
Finderにて、cmd + a
で全選択しても、隠しファイルである page.jpg
は選択されない。よかった。
感想
日本の技術力ってすげー(絶望)