かすみん日記

暇なときに何か喋ります

ScanSnap Homeでファイル名の連番をなんとかする

はじめに

macOS Catalinaにて、32bitアプリへのお慈悲は失われてしまった。 それに伴い、富士通のスキャナ「ScanSnap」のためのアプリScanSnap Manager(確かそんな名前)が動かなくなった。

公式サイトに行くと、ScanSnap Homeという新しいアプリが出ていたのでインストールした。 クソアプリであったScanSnap Managerに比べ少しはマシになったかと思ったら、案の定ScanSnap Homeもクソアプリだった。

いろいろクソだが、ここではスキャン書類のファイル名の自動連番がおかしいというクソに立ち向かおうと思う。

病状

ファイル名の連番がおかしい。32bitアプリだった頃はちゃんとできてた。改悪である。

具体例

次のような感じでファイルを保存したいとする。

1枚目 page_001.jpg
2枚目 page_002.jpg
3枚目 page_003.jpg
. . .

そのために、設定からpage という名前でファイルを保存するように指定。 f:id:geniusium:20191119040328p:plain

しかし、この設定でスキャンすると、次のような感じでファイルが保存されていく。

1枚目 page.jpg
2枚目 page_001.jpg
3枚目 page_002.jpg
. . .

これでは、ファイル名でソートしたとき、1枚目が最後になってしまう。アホである。

2枚目 page_001.jpg
3枚目 page_002.jpg
. . .
1枚目 page.jpg

解決策

初めから page.jpg という名前でダミーのファイルを置いておけばいい。

ダミー page.jpg
1枚目 page_001.jpg
2枚目 page_002.jpg
3枚目 page_003.jpg
. . .

もう少し頑張る

上の方法で満足できるなら、時代はまだ平成である。 ダミーのファイルが邪魔なので、隠しファイルにしてしまおう。

以下macOSのための説明に限る(windowsの人は32bitアプリの方を使えばいいのでは?)。

ターミナルを開いて、ScanSnap Homeで登録しているディレクトリに移動する。

cd path/to/ScanSnap/

移動できたら、 touch コマンドでファイルを作成する。

touch page.jpg

f:id:geniusium:20191119033107p:plain

最後に、 setfile というコマンドで、さっき作成したファイルを隠しファイル(不可視ファイル)にする1

setfile -a V page.jpg

消えた!!

f:id:geniusium:20191119033212p:plain

再度スキャン

もう一度スキャンしてみると、ちゃんと連番になっている!

f:id:geniusium:20191119033721p:plain

Finderにて、cmd + a で全選択しても、隠しファイルである page.jpg は選択されない。よかった。

感想

日本の技術力ってすげー(絶望)

参考


  1. Xcodeのインストールが必要かもしれない。参考