テキストラインでの数式モード中に\sum
を使って総和記号シグマを出力しようとすると、添字がシグマの横に配置されてしまう。かと言ってディスプレイスタイル表示で\displaystyle\sum
とするとシグマがデカすぎる。
前から気にはなっていたがまあこんなもんだろうと思い妥協していたのだが、さっき数学書を読んでいたらなんだか程良いサイズでテキストラインに総和記号シグマがプリントされているじゃないか!
一度見てしまうともう妥協できないので、とりあえずググってみると、\limits
コマンドというのを見つけた。これを使えばテキストラインの数式モード中で、直接\sum
とだけ書いただけの時のシグマの大きさで、かつ\displaystyle
と書いた時のように添字をシグマの上下に配置することができた!
以下ソースコード。
\documentclass{standalone} \begin{document} \begin{tabular}{rl} \verb|$\sum_{n=1}^\infty a_n$| & $\sum_{n=1}^\infty a_n$\\ \verb|$\displaystyle\sum_{n=1}^\infty a_n$| & $\displaystyle\sum_{n=1}^\infty a_n$\\ \verb|$\sum\limits_{n=1}^\infty a_n$| & $\sum\limits_{n=1}^\infty a_n$ \end{tabular} \end{document}
出力
3行目、美しい!!!
おしまい。